FIRE(早期退職)目指すなら知っておくべき4%ルール
FIREとは…
Financial Independence, Retire Early
の頭文字をとった言葉で経済的自立をして
早期退職するという意味です。
FIREにつきまとう大きな不安
FIREする上での大きな不安と言うのはやはり
資産が底をついてしまう事ではないでしょうか?
思っていたよりも投資が上手くいかず年々資産が減っていくとストレスを感じると思います。
また、仕事復帰せざる得ないかもしれません。
しかし、この4%ルールさえ知っていれば高確率で資産が底を尽きる事を防ぐ事ができます。
4%ルールとは…
結論から言ってしまうと年間支出の25倍の資産を運用する!
これは年間支出の25倍の資産を築けば年利4%で運用すれば支出を賄える事を意味しています。4%と言う数字は米国S&P500の平均リターン7%からインフレ率の3%を引いた数字からきています。
年間支出が400万円の人なら1億円
年間支出が300万円のひとなら7,500万円
の資金を運用すれば30年間97%の確率で資産が尽きる事はありません。これは過去の結果なので必ずしも保証されている訳ではありませんがそれでもかなり高い確率で成功できます。
FIREをもっと現実的にする方法
この数字を見て1億円用意するなんて現実的では無いと感じた人も多いと思います。
しかし、もっとFIREを現実的にする方法があります。
1.年間支出を減らす
例えば、年間支出を50万円抑える事ができただけで運用資金は1,250万円も減らす事ができるんです。1万円の節約が25万円もの準備資産を減らす効果になるんです。
2.サイドFIREを目指す
これは、資産運用からの収入と片手間で働き少しの収入を得る方法です。
例えば、年間支出が400万円で副業により200万稼ぐ事ができれば資産運用からの収入は200万円でいいのです。
200万円の25倍は5,000万円となります。
副業での収入を増やす事ができればもっと
運用資産を減らす事ができます。
3.運用利回りを上げる
これは4%ルールから反する為、30年の成功率は下がることなまります。
年利を4%→5%にする事ができれば年間支出の20倍の資金でFIREできることになります。
年間400万の支出であれば8,000万円用意すればFIREできます。
しかし、5%の成功率ば30年で82%と下がってしまいリスクが伴う事を忘れてはいけません!
FIREまでの道のり想定
FIREする為に月々いくら貯金すれば何年でFIREできるのかシミュレーションしてみます。
[基本条件]
年間支出 400万
運用年利 4%
パターン1(単純に頑張る)
必要運用資産 400万✖️25=1億円
運用年数 → 月々積立額 → 年間積立額
30年間 → 14万4千円 → 173万円
25年間 → 19万4千円 → 233万円
20年間 → 27万2千円 → 326万円
と言う結果となりました。
あまり現実的では無いですね😂
パターン2(節約により支出を抑える)
年間支出を節約により100万円抑える
必要運用資産 300万×25=7,500万
運用年数 → 月々積立額 → 年間積立額
30年間 → 10万8千円 → 130万円
25年間 → 14万6千円 → 175万円
20年間 → 20万4千円 → 245万円
年間130万円の積立額なら現実味をおびてきましたね👍
パターン3(サイドFIREを目指す)
副業により年間200万の収入を確保
必要運用資産 200万×25=5,000万円
運用年数 → 月々積立額 → 年間積立額
30年間 → 7万2千円 → 85万円
25年間 → 9万7千円 → 117万円
20年間 → 13万6千円 → 163万円
かなり現実的になってきました😊
パターン4(節約&サイドFIRE)
年間支出を節約により100万円抑える
副業により年間200万の収入を確保
必要運用資産 100万×25=2,500万円
運用年数 → 月々積立額 → 年間積立額
30年間 → 3万6千円 → 43万円
25年間 → 4万8千円 → 56万円
20年間 → 6万8千円 → 82万円
この数字ならほとんどの人が30年掛ければ
サイドFIREできるような数値となりました🎉
このシミュレーション結果を見て分かるように
いかに運用年数を長くとることができるかが
重要となってきます。
いつか投資を始めようと思っている方は今の
時間を無駄にしてしまっているのと同じです。
時間=お金です。お金に働いてもらう時間を増やしましょう!